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テレマーク覚え書き1

今シーズンを振り返り,頭の中を整理する意味で,思ったことをつらつらと.
発展途上の自分がいろんな情報に振り回されつつ勝手に考えたことなので,うまい人は聞き流し,初心者は鵜呑みにしないで下され.

まずは自分の欠点
「外足荷重過多.整地ではいいが,悪雪で内足がひっかかり転倒すること多し」
「内足を踏もうとがんばって,妙にスタンスが広くなったり,姿勢が低くなったりしやすい」

治すための方策
「内足を中心に両足をしっかり踏んで板をコントロールすること」

頭ではわかっているが,どうもうまく行かず.
シーズン中も試行錯誤の繰り返し.

ここで登場するのが「革靴」
革靴は足裏の荷重感覚がとてもわかりやすい.
しかも,ポイントがずれるとプラブーツのようにごまかして滑れない.

革靴を履き階段を下りていてふと気づいた.
「あれ,テレマークの体重移動と一緒?」

片足を前に踏み出し足裏全体に荷重,反対側は足首をしっかり曲げつつ母指球のところで押さえている.後ろ足は階段の傾斜のため自然に踵が浮くが,自分から踵を浮かそうとはしていない.
この状態を交互につくる,ってテレマークターンじゃん.

おもしろくなって,いろんな靴・階段で試してみた.
靴はできるだけソールの柔らかいものがわかりやすい.
スキーで滑ることを考えて,できるだけ重心移動がスムーズになる歩き方で.
自然とすり足気味になる.

緩くて幅の広い階段,これは緩斜面.
緩い階段を下りる時は,どんどん足を前に出して歩く.
足元が滑りやすいので,後ろ足母指球の押さえは忘れずに.
これは緩斜面を伸身系で滑るイメージ.

急で幅の狭い階段,これは急斜面ですな.
こちらはどんどん足を出していくとスピードコントロールが難しい.
逆に体重を支えていた前足の力を「フッ」と抜いてやると,自然に反対側の足が前に出る.
これは急斜面を屈身系で滑るイメージ.

前後の足を入れ替える時,上体と次の前足を対側の足一本で支える場面が出てくる.
この時,その足はベタ足・足裏全体荷重・足首鈍角→母指球屈曲・母指球荷重・足首鋭角と連続的に変化する.ここでベタ足→母指球荷重の変化が地面とのコンタクトを失わずに連続して行われるところがミソ.

この発見に気を良くし雪上で試してみたところ,なかなかいい感じ.

テレマーク覚え書き2に続く・・・かも
by dakuroh | 2006-05-22 22:16 | テレマーク